【第 1 回】スモールビジネスのはじめ方講座
こんにちは。たくみ社長です。
スモールビジネスのはじめ方講座のレッスン1へようこそ。
これから数日にわたり、スモールビジネスをスタートする際に役立つくわしい情報をお送りしていきます。
スモールビジネスとは何か?
第1回目の今日は、スモールビジネスとは何か、またスタートするのに必要なステップは何かについてお話していきます。
「スモールビジネス」という言葉は現在毎日のように、世の中で用いられています。
それだけ、スモールビジネスが近年重要な位置を占めてきているのですね。
これは主に、スモールビジネスのオーナーたち向けのサービスが増えてきているためと言えます。
実際には「スモールビジネス」という言葉に明確な基準は存在しませんが、従業員数が少ない企業と定義しておけば良いでしょう。
その名が示す通り「スモール(small)+ビジネス(business)」を組み合わせた和製英語で、一般には大企業などが展開するビッグビジネスに対し、
個人規模や少数チームなどで、ニッチな市場に向けて自分たちの得意な技を生かし、小回りを利かせて展開するビジネスのことをいいます。
特にも世界的な不況下の中で、生きがいや働きがいを重視する人々に支持され、日本でも年々勢力を拡大しているビジネス構造です。
人数についても様々な意見があり、小規模と大規模との線引きも業界によって異なりますが、一般には従業員100人未満の企業と言えます。
簡単に言えば、スモールビジネスというのは、個人経営や共同経営のことを指します。
ハウスクリーニング店、リフォーム店、小店舗経営、小売店、美容師、弁護士、小規模の製造業など個人事業主に対して用いられている言葉です。
スモールビジネスは主に次の2つの理由から自宅で行われています。
1つは経済的であるということと、多くの場合便利であるためです。
2つ目には、自宅で行うと税金面などのメリットもあるためです。
スモールビジネスの運営は非常にエキサイティングであり、自らをビジネスの世界に示しながらビジネスセンスを得られるすばらしいチャンスでもあります。
とはいえ、スモールビジネスに多額を投じてしまう前に、まずはその実態をきちんと把握することが大切です。
スタートする前には図書館やインターネットなどで、時間をかけてその基本について知っておきましょう。
インターネットで「スモールビジネス」と入力して検索すれば、関連サイトが数限りなく表示されます。
できれば実際にスモールビジネスを運営している人や専門家などに話を聞けば、あなたが起業家にふさわしいかどうかを確信することができるでしょう。
それでは、スタートにあたっての必要事項をいくつかご紹介していきましょう。
あなたのビジネスアイデアが、実現できるものかどうかを調べる。
扱う商品や顧客、競合相手などについて考えてみましょう。
お客さんは誰になるでしょうか?
商品代金はいくらになるでしょうか?
どのようにマーケティングしたら良いでしょうか?
―他にも、考慮すべき点はたくさんあるでしょう。
完璧なビジネスプランを立てる。
情報を集めて、現実的にプランが実現可能かどうかの検証を行いましょう。
これは時に見落とされがちなのですが、会社や目標、競合相手、マーケット、財政といった様々な面を検討していく上で不可欠なステップです。
資金を獲得する。
資金調達の方法は、あなた自身の貯金を当てたり、クレジットを組む、銀行融資を受けるなど多岐にわたります。
融資を求める場合には、ビジネスプランを隅々まで把握しておく必要があります。
会社の形態を決める。
法的な分類では、基本的に「個人事業」「共同経営」「法人」の3つに分けられ、それぞれにメリットとデメリットがあります。
責任の範囲や税制など、多くの相違点がありますから、あなたが行おうとしているビジネスにはどの形態がマッチするのかをしっかりと把握しておくことが肝心です。
会社名を決め、その有用性を確認する。
会社名(商標)の決定は非常に個人的なことではありますが、ビジネスの一番初めに関連することですから慎重になりましょう。
全く同じ会社名が使えないことはもちろん、同一エリア内の同業種では、類似する会社名も使えないなど、様々な取り決めがありますから、必ず事前に確かめておいて下さい。
特許庁では、無料の商標検索サービスを実施しています。
動画で使い方を説明するなど、誰でも簡単に「使える商標かどうか」が検索できるシステムになっていますから、活用をおすすめします。
http://www.psn.ne.jp/~bds/kentokyu/tokyocho/kensaku.htm
ビジネスに必要な認可やライセンスがあるかどうかを調べる。
業種やビジネスの内容によっては、許認可やライセンスが必要だったりします。
当たり前のことですが、違法なビジネスに将来性はありません。
関連する行政機関や役所などで、所定の手続きを確認し、予め違法性を排除しておきましょう。
ビジネス用の銀行口座と記録管理システムを用意する。
銀行側にビジネス関連の書類を提示する必要があります。
財政をきちんと保つためにも、銀行口座は複数開設すると良いでしょう。
記録管理も必要です、手動またはパソコンのプログラムで管理できるようにしておきましょう。
保険に加入する。
保険には様々なタイプがありますが、少なくとも1つは入っておきましょう。
例えば、従業員を持つ場合には雇用保険(失業保険)や労災保険に入っておく必要があります。
法的な強制力はありませんが、万が一の場合に備えて、会社を受取人にした生命保険に入っておくことも、経営者としての責任の一つと言えるでしょう。
オフィスの場所を決める。
スペースを賃貸する、あるいは自宅で行う方法もあります。
自宅での運営にはメリットとデメリットの両面があり、例えば税金の控除が適用されますが、ビジネスによってはきちんとしたオフィスや店舗がないと
会社のイメージダウンにつながるケースも考えられます。
オフィス設備や必需品を準備する。
ビジネスによってそのニーズも異なりますが、最初は非常にたくさんの物が必要となります。
FAX やプリンター、パソコン、そしてもちろん紙やペン、電卓などの文房具も必須です。
必ずしも購入する必要はありません。
オフィス備品の多くはレンタルやリースも可能ですから、資金に合わせて検討しましょう。
ビジネスの成功を確実なものにするためには、スタート時から事実や情報をしっかりと把握しておくことが最大のカギとなります。
まとめ
「リサーチなきところにスモールビジネスの成功はない」といっても過言ではありません。
リサーチは時間をかけてじっくりと行いましょう。
次回はスモールビジネスを行うにあたって考えられる様々な資金調達の方法についてお話ししていきますので、どうぞお楽しみに。
あなたの新たな冒険が成功するよう祈っています!
最後まで読んでいただきありがとうございます。