【第 2 回】スモールビジネスのはじめ方講座
第2回目になりました。
第1回目があなたにとって実り多いものであったことを願っています。
今回は、スモールビジネスを行うにあたって考えられる様々な資金調達の方法について見ていきましょう。
資金調達の方法
スモールビジネスを立ち上げる際には、多くのチャレンジを要します。
資金調達もその主な1つと言えるでしょう。
資金をどう工面するか、これは時には非常に神経を悩まされる問題でもあります。
事実、資金調達は明らかにスモールビジネスのスタートを阻む障害となりうるものの 1 つであり、同時に必ず乗り越えなくてはならないものでもあります。
スモールビジネスをスタートしようとする人の多くが取る最初のステップは、銀行融資を受けることです。
その際、銀行側からは担保物件やビジネスプランの提示など、多くのものが求められ、特に個人資産や自宅を担保にすることは非常にストレスとなる場合があります。
また資金計画によっては、オフィススペースに関しては購入するのではなく、賃貸を要求される場合があります。
銀行側からすれば、短期の利益につながらない資産に対してお金を融資したくはないのです。
それから、万一ビジネスを閉鎖するとなった際にも資金をすぐに回収できるよう、融資した資金は在庫に使うよう要求されることもあります。
もちろん、こうした融資は利息が伴うものであり、それだけ返済金額が増えてしまうことも留意しておかなくてはなりません。
スモールビジネスをスタートしようとしている全ての人に私がおすすめしたいのが、政府助成金の申請です。
日本は、中小企業庁や政策金融公庫などの行政機関において、様々なスモールビジネスのサポートプランや低金利融資などがあり、万が一の場合にも返済が免除されたりしますので、活用しない手はありません。
トライする価値は十分にありますから、ホームページ等でチェックしてぜひチャレンジしてみて下さい。
・中小企業庁(http://www.chusho.meti.go.jp/)
・日本政策金融公庫(http://www.jfc.go.jp/)
中央政府だけでなく、地域の行政機関でも様々な助成金やサポートを実施していますから、調べてみましょう。
周りの人からの融資を受ける
スモールビジネスのスタートにあたって、親類や友人に借金をするという方法もあります。
あまり気が進まないという人もいるでしょうが、あなたの身の回りで最も信頼のある人たちですから、良い選択肢の1つとも言えます。
デメリットとしては、お金を貸すことで彼らはあなたのビジネスにも出資しているのだという感覚に陥りがちな点です。
ビジネスのやり方に口を挟まれたくなければ、スタート当初から条件などは明確にしておくことが非常に大切です。
この方法では他の方法で発生しうる利息や個人的な対立などが発生しないのがメリットです。
投資家から資金を調達する
他には、個人の寄付を募ったつり、投資家を見つけるという方法もあります。
スモールビジネスのスタートにあたって、あなたが何かすばらしいアイデアを持っていると感じているのであれば、投資家たちにそのアイデアを売ることも可能です
この手法は、一般にベンチャー・キャピタルと呼ばれ、こうした投資家のことをベンチャー・キャピタリストと言います。
親族などから融資を受けるのと異なり、この方法には確実に、ある種の賭けが伴われます。
デメリットとしては、あなたのアイデアが利益をもたらすものであると同時に、非常にクリエイティブでなくてはならない点です
つまり、利益を生み出せることを投資家たちに納得させなくては、実現できるものではありません。
投資家が私財を投じるとなると、しばしば社内での支配力が伴われますから、あなたのビジネスの管理をある程度はシェアすることになるという心づもりが必要です。
スモールビジネスの資金調達にどのような方法を用いるとしても、事前にリサーチをしっかりと行い、起こりうる障害に対する準備ができていることが大切になってきます。
次回は、プロフェッショナルなビジネスプランを作ることについてお話ししていきますので、どうぞお楽しみに。