今回の記事では空室清掃(ハウスクリーニング)のときに初めに何から初めていくと効率よく作業ができるのかについて解説して行きたいと思います。
ワンルーム以外のファミリータイプの2DK,3DK,など間取りが多い場合は各冊子の窓枠からホースで流せる場合はそれらから先に流していくようにします。
今回の記事では、ワンルームマンションの空室清掃(ハウスクリーニング)のガラス、サッシを洗浄する工程とやり方について解説します。
空室清掃は先に玄関扉から洗う
ワンルームマンションのような、ガラスサッシが一箇所しか無いような場合は、まずは玄関からホースと洗剤を使って洗い流していきます.
なぜ、空室清掃をするときに玄関から洗浄していくのかと言うと、朝一番から玄関周りを洗浄しておくことで、空室清掃(ハウスクリーニング)全体が終わった時、玄関周りや、廊下が乾くというメリットがあります。
逆に、最後に玄関を流してしまうと、空室清掃(ハウスクリーニング)が終わり、物件から離れたあと、廊下が水でびしょびしょに濡れていると、もし、その後に元請け、お客さん管理人が来たときに、「なんでこんなに濡れているの?」というクレームが来ることがあります。
部屋で作業をしている間なら、廊下が濡れている説明や、言い訳をすることができますが、現場をあとにした後だとそれらの説明ができないということで、トラブルの原因になるというデメリットがあります。
なので、朝一番から流しておき、自分たちが帰る頃には乾ききった状態で現場を離れるようにしましょう。
些細なことでもトラブルを避けるために玄関は朝一番に洗浄することをおすすめします。
玄関扉の洗い方
まずはじめに、玄関扉をホースでよく濡らしておきます。濡らしたら洗剤(ケミクール)で扉の枠から洗い流し、続いて扉の下から順番に上へと洗剤をよく引いてから水で流します。
洗剤を引く場合は必ず下から上へ引いていくということを覚えておいてくだい。
なぜ下から洗剤を引くのかと言うと、上から洗剤を引くと、洗剤が垂れた型が焼き付いてしまうことがよくあります。
一度焼けてしまった垂れ方は、完全に乾ききった後じゃないと直すことが難しくなります。
時間と手間がかかってしまいますので、洗剤を引く場合は、「下から!」ということを覚えておくと、全ての作業の基本を抑えることができます。
難しく考える必要はなく、「洗剤を引くなら基本は下から!」と覚えておくようにしておいて下さい。
サッシの洗浄
続いてサッシの洗浄の解説をしていきます。
まずはサッシの枠から洗剤を隅々までよくブラシや、ハケなどを使いひいていき、あとはよく水で流します。
枠を流し終わったら、ベランダ半分の空いてる所、スペースを先に洗浄していきます。
流せる部分は全て、ベランダの床の部分はケミクールと洗車ブラシを使い隅々までよくこすり洗い流して下さい。
ついでに、外壁の壁も流せる部分は水をかけて洗い流してあげるほうがキレイになります。
まとめてサッシを洗い流す
続いて、まとめて重ねておいたサッシを順番に洗い流していきます。
まずは重ねてまとめたサッシの両サイドから洗車ブラシと、ケミクールを使い洗っていきます。
隅々を意識し、鍵の部分(クレセント)などもこの時点でキッチリと洗っておきましょう。
両サイドをすべて洗い終えたら、続いてガラスの裏と表を洗車ブラシとケミクールで洗い流していきます。
この時も、下から上に洗剤を引くということを意識して下さい。
ガラス面で、一番汚れがこびりついている部分は一番下のビートの部分。コーキングの部分なので、そこからキッチリと隅々を意識して洗剤と洗車ブラシが入るようにして下さい。
ケミクールを洗車ブラシで引く時は、縦、横と十の字を書くように引いていきます。
このように洗剤を引くことで、洗剤のムラや、洗い残しを防ぐことができます。
一枚ずつ洗浄して洗い流していき、洗い終えたサッシを、始めに半分洗い流しておいたベランダ側にまとめて干しておきます。
網戸を流す時もまずは水でよく濡らして、洗剤を引く時は下から上へと洗車ブラシでよく引いていきます。
網がキレイな場合は枠だけブラシで引き、網の部分はシャワーで水をかけるだけでも大丈夫です。汚れに応じて作業は短縮していって下さい。
動画をよく見て、解説を聞いてもらい、洗い方、順番などを参考にしてくれたら嬉しいです。
ベランダ面のガラス、吐き出しガラスを洗う時は、まずは、裏と表を洗い終えたら、枠にはめて戻します。
2枚ともはめ戻し終えたら、ガラス面をワイパーで水を切ります。
ワイパーを切る時のコツは、ガラスの上の部分を乾拭きでよく水気を取ります。そして、ワイパーのゴムの水気も乾拭きで拭き取り、ガラスの上から下まで、一気に切ります。そうすることで、ワイパーを切った後、上の部分からの水垂れを防ぐことが出来るようになります。
これらのことをしない場合は、上から水が垂れ、乾いた頃には、垂れ方だらけの汚らしい、ガラスになってしまいます。
また、別の記事でも解説しますが、点検、チェックをするときには必ず、ガラスの曇り、垂れ方を拭いてまわるという作業をやらなくてはいけません。
その点検、チェックの時間も短縮できるようになりますので、できるだけ垂れ方がつかないようなワイパーの水の切り方というやり方をぜひ身につけて下さい。
続いて、外した器具の洗浄へと続けていきます。
お楽しみに!
今回の解説はここまでです。
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